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令和 4年 7月 3日
(性別:男性 年齢:30代)
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神栖市の波崎海水浴場のある砂浜に茨城県レッドリストおよび環境省レッドリストで絶滅危惧II類に指定されているコアジサシとシロチドリが繁殖(抱卵)しています。しかし、巣の周囲を車や海水浴場施設設置のための工事車両、砂浜の利用者が足元を注意することなく通過し、巣の数十センチメートル横に車両の轍が残っている巣もありました。
例え少数だとしても茨城県や国が絶滅危惧に指定している動物が繁殖しているにもかかわらず目に見える保護対策が実施されていないことは良くありません。県民の利用が多い場所ですが巣が多くある区域は主に利用される海辺からは陸側であり、繁殖期は4-7月であるため限られた場所と時期だけ対策を行えば利用者との共生は可能と思います。具体的には車両が通行可能な場所を限定し、立て看板等で砂浜を歩く際に足元を注意する、鳥が頭上を旋回したら巣が近くにあるためその場を離れるなど注意喚起を行ってはどうでしょうか。
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令和 4年 7月 6日
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このたびは、神栖市波崎海水浴場におけるコアジサシとシロチドリの繁殖情報をご連絡いただき、ありがとうございます。
地元の波崎愛鳥会に繁殖状況等を確認したところ、神栖市観光振興課が既に立ち入り禁止のロープを設置し、注意喚起の立て看板も設置する予定とのことでした。神栖市観光振興課に立て看板の設置予定を問い合わせましたら、7月6日に注意喚起の表示を行い、来週以降に立て看板を設置するとのことでした。
神栖市は天然記念物のコウノトリの他、希少な鳥類が生息するなど、豊かな自然環境を有している地域です。今後も、神栖市や地元の保護団体と協力して、希少種の保護や自然環境の保全に努めてまいります。
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