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   「水戸市〜つくば」までの交通の利便性
住民提案   


平成29年 8月24日
(性別:男性   年齢:不明)
 水戸からつくばまでの交通の利便性がもっと良くなってほしいと思います。
 東京に近いにつくば周辺には多くの仕事があり、水戸からつくばまで60分以内で通勤可能になれば、水戸市〜つくばの双方向に、今まで以上に茨城県内に良い流れをつくる事ができるようになると思います。
 そのためにも、高速道路以外にも電車など複数の手段で、「水戸市〜つくば」間の交通利便性をもっと良くできたらと、いつも思っています。「水戸駅〜土浦駅〜つくば駅」という主要な駅だけに停まる「特急」の電車を開通することで、おそらく、実現可能かと思います。ゆくゆくは、茨城県内の活性化につながると思います。




平成29年 9月 4日
企画部交通政策課
 現在,水戸市とつくば市間を,公共交通を利用して移動するには,
①JR常磐線(水戸駅-土浦駅)とバス(土浦駅-つくばセンター)を乗り継ぐ方法。
②高速バス「TMライナー」を利用する方法(水戸駅南口-つくばセンター)
などがあり,①の場合は約75分(普通列車利用。乗換時間含まず。),②の場合は約80分で移動することが可能です。

 ご提案の「水戸駅~土浦駅~つくば駅という主要な駅だけに停車する「特急」を開通させ,60分で移動できるようにする」には,JR常磐線とつくばエクスプレス(TX)のつくば駅を結ぶ新たな鉄道を建設する必要があると思われますが,様々な課題があり,例えば,巨額の事業費をどう確保するか,誰がどれだけ負担するのか,鉄道の運営は誰が行うべきか,さらに,将来にわたって安定的に鉄道を経営することができるような利用者が確保できるかなどについて,慎重に検討する必要があります。

 実際,利用者の確保の観点では,上記の高速バス「TMライナー」については,平成17年のTX開業時には1日9往復が運行されていましたが,利用者の低迷から減便が続き,現在は平日2往復のみとなっている実態があります。

 また,過去に土浦市がTXのつくば駅から土浦駅への延伸の可能性を検討したことがありますが,約840億円の事業費がかかること,1日当たり5万2千人程度の利用がないと採算が成り立たない中,それだけの利用者を確保することは困難であることなどから,現状では実現は難しいとの試算結果が出ているところでもあります。

 しかしながら,「水戸からつくばを所要時間60分で結ぶ公共交通(鉄道)」が実現できれば,移動時間の短縮により利便性がさらに向上し,地域間交流の拡大や地域活性化などに大きな効果があるものと考えられます。

 このため,県といたしましては,ご提案いただいた内容については,沿線開発の動向や将来人口の見通しなどを踏まえながら,長期的な視点で研究してまいりたいと考えておりますので,ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。



茨城県総務部報道・広聴課 広聴・相談担当
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